地下駐車場、 パーキングスポットを見つけ、
サイドミラーを確認すると
大きなうす緑のバッタが 左のミラーに
張り付いていた。
後続の車がない事を確認しつつ、
同乗者たちに 静かに伝えた。
虫が大好きな 同乗者に捕まえさせてあげたいと、
みんなが 策を練る。
車をゆっくりと動かし、
2人は 外に出て、 飛んだ時に備える。
当の虫好きは、 そのバッタの張り付いたミラー側に
座っていたので、 外には出ずに
ミラー側の窓から 捕まえる事となった。
ゆっくりと窓をおろす。
大丈夫、まだ、張り付いていた。
お、これは 捕れるかも。
と みんなが注目、 そして 期待。
あれ、
ビニールを出そうとした時、
バッタは、ミラーの裏に回ったかと思うと、
地下駐車場の 天井に向かって
飛んでいき、
薄暗い 天井の鉄骨に 張り付いていた。
あーあ。
運よく、 また、 だれかの車に張り付いて
地上に出てくれれば 良いのだが。